A-rue.掲載記事




日経アドレ掲載記事

   


とにかくファッションが好きだから


〜自分の着たいものを作りビジネスとして成立させる〜

企画・デザイン・製作・経営・その全てを藤井さんは会社員、 アルバイト時代の経験と知識をもとに、一人で取り仕切る。
会社組織にこそなっていないが、内実、彼女は経営者そのものだ。
オリジナル・エスニックブランド『A-rue』は企画からデザイン、パターンをおこし、 サンプル作りまでを日本で藤井さんが担当し、
実際の製作はネパールで行う。 これは、独立するためのリサーチ期間だった2年弱の旅の中で知り合った友人の協力を得て実現した。
『友人のシバくんは通訳兼コ−ディネイタ−。カレに集めてもらった職人さんたちと一緒に、 ネパールで布探しから縫製まで作業します。
1ヶ月程滞在し、700着くらい作りますね。』
彼女の服の特徴は日本人に合わせたサイズ、しっかりとした縫製、自然素材にある。
『縫代をながめにとる、裏地をつけるなど細部にも注意。洗濯テストもしてますよ。』
インターネットがあったからこそ、ここまで一人でできた、という彼女。
委託店とのやりとりやネパールとの情報交換はメールが基本だ。
販売チャンネルとして、 また宣伝ツールとしてホームページも活用している。
今後の課題は英語と素材開発という藤井さん。この8月、初めての秋冬物の製作のため、 再びネパールへ向かう。

藤井 優子 ふじい・ゆうこ 文化服装学院卒。
アパレルメーカー勤務などを経て、97年からパリ、アジア各国を旅し、98年末帰国。
99年デザインフェスタに初出店。同年9月に自身のブランド『A-rue』を設立した。
服で得た収入は全て次シーズンの製作費にまわすという。

<日経アドレ 8・9月号より> 2000年7月1日発売されました  

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